「あ、これ安いな~!でも中国産かぁ…」

スーパーの食材で値段と安全性を天秤にかけて悩むのは、主婦だけではないと思います。

特に最近はPM2.5の問題もあるので、中国産の製品がますます怪しいと思うようになってしまいました。

でも食材くらいなら国産を選んでも数十円程度の差ですが、元の値段が高い精力剤となると、中国産と国産では結構値段に差が出てきます。

でも結局価格優先で、安い中国産を選んでしまう人も少なくないようですね。

長く使うものだからできるだけ安いものを…という気持ちはよくわかりますが、中国産の精力剤って本当に危ないんです…。

中国産の精力剤がなぜ危ないのか、その理由をお伝えしますので通販で購入する前によ~く考えてみてくださいね。

薬剤師としては中国産精力剤、ぜったいオススメできません!

中国産の精力剤は効く?!

「危ないって意見もあるけど、中国産は効くって聞いたんだけど?」

薬剤師として質問を受け付けていると、こんな話を聞くことがあります。

そもそも「効く精力剤」ってどんなものでしょうか?

医療者としては「失われた体力を補完してくれて、元気に明日を迎えるサポートをしてくれるもの」と答えたいところですが、一般的には「とにかくすぐ勃つやつ」ですよね(^^;)

ここが「中国産は効く」なんて言われてしまう原因なんです。

実は個人輸入で通販できる海外製精力剤の大半に、日本では一般販売が未認可の医療用成分が含まれていることがわかっています。

平成 24 年度「インターネット販売製品の買上調査」の結果によると、44製品中37製品から日本ではED治療薬として使用されているシルデナフィル(バイアグラ)やタダラフィル(シアリス)など医薬成分が検出されました

「病院に行かずに医療用成分が入ってる薬が飲めるなら手軽でお得!」と思うのは、とっても危険。
バイアグラなどのED治療薬が、日本で一般販売されていないのにはちゃんとした理由があります。

ED治療で病院に行くと、すぐに薬を出してもらえるわけではありません。

問診によるED診断ののち、血圧測定や心臓疾患の有無確認、服用薬の確認などが必須となり、服用に適すると医師が判断してやっと薬が処方してもらえます。

なぜそんな面倒なことをするのかというと、服用に適さない人がED治療薬を飲むと、命の危険があるからです。

ED治療薬はペニスの血管を広げて血流を良くすることにより、海綿体の膨張を促して勃起を起こしますが、実際にはペニス以外の血管も広げるため血圧が下がります。

そのため元々血圧が低い人や、心臓病のために血管を広げる薬や血圧を下げる薬を飲んでいる人がED治療薬を飲むと、血圧が下がりすぎて倒れてしまうことがあるんです。

医師の診察を受けずに中国産など海外製精力剤を飲んで、知らず知らずのうちにED治療薬を飲んでしまい、低血圧で倒れてしまうなんてことがあったら大変ですよね。

しかも個人輸入で違法にED治療薬成分が含まれている精力剤には、どれくらいの量の医療用成分が入っているのか全くわかりません

健康な男性でも成分を多く摂りすぎて低血圧になる…なんてことも起こり得ます。

つまり、中国産など海外製精力剤の成分表示は、全く信用できないということです。

中国産精力剤の危なすぎる中身!

輸入食品の中でも、特に中国産を警戒する日本人は多いでしょう。
やはり中国は日本や他の外国に比べ、食品などの管理体制がずさんだと言えます。

2017年の7月に中国産の落花生にカビ毒が付着していたことがニュースになりました。

このように「中国産は危険」というニュースを日々耳にしていれば、避けたくなるのが普通です。

管理体制がずさんなのは、食品だけではなく医薬品も同じです。
医薬品の方がダイレクトに成分が体に届く分、悪質と言えてしまいます。

こちらは新宿ウエストクリニックという病院が中国産を含め個人輸入可能なバイアグラについて調査し、ED治療薬個人輸入の危険性についてまとめたページです。

ページ中央下ほどに青い鍋のようなものが写っていますが、これは偽造バイアグラを青く着色するためのペンキです。

正規のバイアグラは当然食品の着色料で青くしてありますが、中国産は本物に似せるためにペンキを入れているということですよ…衝撃的ですよね。

製造している場所も普通の製薬工場とは比較もできないほどに不衛生で、何が混入しているのかわかりません。

こんなところで1錠あたりの医薬成分を表示通りにするなんてできるわけないです。

「とにかく効けばいいでしょ!」と思って作っているので、過量の医薬成分が入っている可能性が高いです。

成分が不足していることよりも、過剰に入っていることの方が問題です。
先ほどお話ししたとおり、ED治療薬の過剰摂取は命に関わるからです。

中国の話ではないですが、先ほどの新宿ウエストクリニックのページにシンガポール製偽造ED薬など不正精力剤での死亡例について紹介があります。

「低血糖による昏睡」とありますが、これは高血糖がEDの理由になるため血糖値を下げることにより勃起をさせようとして、偽造バイアグラに糖尿病治療薬を入れたためです。

この偽造バイアグラには、糖尿病治療薬が最大使用量の12倍も含まれていました。

この量の血糖降下薬を飲めば健常人はもちろん、糖尿病の人でも低血糖を起こしてしまいます。

中国産を含め海外からの個人輸入薬が「本物」という保証はどこにもありません。

単なる健康食品の精力剤だと思って購入しても、中身が医療用成分だった…なんてこともあるくらいです。

精力剤は国内で作られている安全なものがたくさんありますし、ED治療薬を使いたいなら病院に行きましょう。

値段の安さと引き換えに健康を失うわけにはいかないですよね。

日本人には日本製品が一番合っている

「中国やシンガポールなどアジア圏がなんとなく怪しいのはわかったけど、アメリカやヨーロッパなら大丈夫かな?」

完全に間違いとは言えません。

アメリカ・ヨーロッパの方が法律が厳しいため、中国ほどずさんな体制とは言えないでしょう。

それでも偽造バイアグラがアメリカから入ってきた話もありますし、絶対に信頼できるということはありません。
医薬品を使うなら、海外製品の個人輸入品はやめておくべきです。

それともう一つ国産を勧めたい理由があります。

それは日本人の体質・体型によるものです。

薬や精力剤の健康成分などの効果がどれくらい出るのか、どのように出るのかは人種ごとに結構変わります。

元々の体質が人種の遺伝子ごとに決まっているため、日本人と中国人でも違ってきますので欧米・ヨーロッパの人たちとはかなり違います。

加えて日本人は体型も小さいので、アメリカ人など体格が大きい人たち向けに作った精力剤では成分が多すぎることもあります。

医療用成分が全く含まれていないとしても、栄養成分の摂り過ぎは腎臓や肝臓など、代謝のための臓器を痛めてしまうことになります。

臓器が疲労してしまうと勃起不全をさらに進行させてしまうため、逆効果になってしまいますね。

やっぱり日本人が飲むなら、日本人が日本人のために作った商品が間違いないということです。

まとめ

中国産をはじめ海外製品の精力剤は、表示通りの成分が入っている保証はまったくありません!

それどころか健康を害する成分や食品ですらないものが入っていることも…。

健全なセックスライフを楽しむために精力剤を飲もうとして、逆に健康を失ってしまうのはとても残念ですね。

そうならないために安心の日本製精力剤を選んで、健康を保ったまま精力を高めてください!