チオビタドリンク

チオビタドリンクは安価でスーパーやコンビニで簡単に手に入り、日本人に馴染みの深い栄養ドリンクです。

ネットやドラッグストアで安売りをしていることも多く、箱単位でまとめ買いをしている人もいますね。

そんなチオビタドリンクにはどんな有効成分が含まれているのか、その成分によって得られる可能性のある効果や効果的な飲み方についてご紹介します。

チオビタドリンクの詳細

主成分 タウリン 1000mg・イノシトール 50mg・ニコチン酸アミド 20mg・ビタミンB1硝酸塩 5mg・ビタミンB2リン酸エステル 5mg・ビタミンB6 5mg・カルニチン塩化物 100mg・無水カフェイン 50mg
参考価格 146円(1本100ml)
販売元 大鵬薬品株式会社

チオビタドリンクの成分は?

チオビタドリンクに含まれている有効成分は全部で8種類と、それほど多くはありません。
安売りのときに1本100円程度で買うことができることを考えると、妥当だと思います。

それではその有効成分を1つずつ見ていきましょう。

タウリンはイカやタコ、貝類や魚などに多く含まれている成分です。
主に肝臓の疲労を回復させる効果があり、肝臓疲労によるダルさなどに良いものです。

身体的な疲労の他、精神的な疲労にも効果があるとされている一方で、タウリンによる疲労回復効果は認められないとしている研究者もおり、実際の効果実感も個人差が大きいようです。

イノシトールは生体内でグルコース(糖質)から作られる、糖アルコールの一種です。
コレステロールが肝臓に蓄積するのを防ぐ効果があり、肝臓を健康に保つ助けになります。

血流を良好に維持する効果もあるため、メタボ向け健康食品に配合されていることがあります。

ニコチン酸アミドとはナイアシンアミドとも呼ばれる、ビタミンB群の1つです。
血管を広げ、血流を良好にすることで新陳代謝を良好に維持してくれます。

不足すると口内炎が続くなど皮膚や粘膜の健康が乱れることがあります。
次にビタミンB1、B2、B6をまとめて見ていきます。

「硝酸塩」「リン酸エステル」など化学物質のような名前がついていますが、どちらも体内で吸収しやすくしたり効果が失われないようにするための工夫であり、体に害のあるものではありません。

  • 寝ても休んでも疲れが取れない
  • 何となく全身が重だるい

こんな症状は栄養バランスの乱れによる、ビタミンB群の不足が原因のことがあります。
忙しいと食事がいい加減になりがちですし、栄養のことまで気にしていられないですよね。

でもビタミンB群が不足することによって食べ物からエネルギーが上手く作られなくなり、疲労が回復しない悪循環に陥ってしまいます。

特にビタミンB1は不足すると吐き気や食欲不振を引き起こすため、注意が必要です。

主にビタミンB1は糖質、ビタミンB2は脂質、ビタミンB6はたんぱく質からエネルギーを作る助けになります。

また、ビタミンB群は互いに補助しあって働きが高まるため、バランスよく同時に摂ることが大切です。

チオビタドリンクのビタミンB群は疲労回復に必要と考えられる種類を、バランスよく配合していると言えます。
安い栄養ドリンクだからと言って配合量が極端に少ないなんてこともありません。

カルニチン塩化物には脂肪の代謝促進作用があるため、最近になりダイエット用の成分として注目されていますが、本来は胃の不調を整えてくれる成分です。
胃の蠕動運動を促してくれるので、食欲不振に効果が期待できます。

カフェインは多くの栄養ドリンクに配合されており、特別に目覚まし効果を期待するドリンクやエナジードリンク以外は、どれも50mgと配合量は同じです。

カフェインは飲むとすぐに効果が感じられるため手軽に「元気になった」感を出すのに便利です。
ここぞというときにはカフェインの興奮作用が手伝ってくれるかもしれません。

チオビタドリンクはいつ飲むのが良いか?

チオビタドリンクのキャッチコピーは「1日のお疲れに、愛情1本」です。

つまり「1日分の疲れを癒す」ことを目的としており、特別に溜まりきった疲れを改善することや、ここぞというときに特別なパワーを発揮するためのフォローは想定されていないと考えられます。

効能効果だけを見ると高価な栄養ドリンクと変わらない書き方ですが、成分を見ると同じように効果が期待できるとは思えません。

つまりチオビタドリンクは

  • ちょっとした疲れを取る
  • 糖質とカフェインで気合いを入れる
  • 風邪の時の体力補充

このような用途と考えた方が良いでしょう。

風邪など体調不良の時に栄養ドリンクを飲むのは良い方法ですが、チオビタドリンクはビタミンこそ補充できるものの、体を温めたり免疫力を高めるような生薬成分が配合されているわけではないので、過剰な期待は禁物です。

薬剤師的にオススメなチオビタドリンクの活用方法は「肝臓が弱っているときに飲む」です。

チオビタドリンクの主な有効成分であるタウリンとイノシトールは、肝臓の健康維持に役立つものです。

  • 休んでも体のだるさが取れない
  • 黄色っぽいタンが出る
  • お酒の席が続いている
  • 前よりもお酒に弱くなった

こんなときはチオビタドリンクを1日1本続けてみましょう。

チオビタドリンクを飲み続けても不調が全く改善されないようなら、肝臓の病気になっている可能性もあるので、早めに病院を受診しましょう。

チオビタドリンクは医薬部外品なので、医薬品指定のある栄養ドリンクに比べて効果が穏やかですが、その分毎日飲んでも問題ありません。

医薬品の栄養ドリンクの中には、毎日続けて飲むと副作用の心配が出てしまうものもあり漫然と続けるのはオススメできません。

その点チオビタドリンクは毎日夜、もしくは朝お出掛け前に…と続けても影響はなく、疲労をためずに過ごす手助けとなってくれますよ。

普段はチオビタドリンクを飲み、体調を崩したときやここぞというときには、高価な栄養ドリンクに切り替えるのも良いですね。
栄養ドリンクは使い分けが大切ですよ。

チオビタドリンクは精力剤として使える?

チオビタドリンクの有効成分は

  • タウリン
  • イノシトール
  • ビタミンB群
  • カルニチン
  • カフェイン

です。

この中には血流を改善する成分も含まれてはいますが、勃起力を高めるほどではありません。

また滋養に良いドリンクではありますが、特別に体力を高めたり精力を底上げすることができるようなものとも言えず、精力剤として用いるのは難しいでしょう。

ただし精力の低下の原因は日々の疲労が蓄積であることも珍しくはありません。
疲れは溜めてしまうとなかなか解消することができず、体力や精力の回復に時間を要してしまいます。

チオビタドリンクは前述のように毎日続けて飲むことができるため、疲れを翌日に持ち越さず溜めないための手助けをしてくれます。

現状は一定の精力があるけれど、疲れると勃ちが悪くなってしまう…

なんて人は、 毎日チオビタドリンクを飲んでおくことで精力の低下を防ぐことができるかもしれません。

寝起きのスッキリ感が違うという口コミもありますので、気になるかたは一度試してみるのも良いですね。
10本入り1箱を飲み終わるころには自身の変化の有無を見極めることができるはずですよ。

チオビタドリンクを飲み続けるのであれば、毎日決まった時間に飲むのがオススメです。
出勤前に飲めば会社につく頃に効果を発揮してくれますし、寝る前に飲んで1日の疲れを癒すのも良いですね。

どのタイミングが良いのかは個人差があるので、自分の体調を見ながら調節してみるのが良いですよ。